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「車両台帳」とは?車検証で代用できる?記載事項や注意点ついて解説!
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運送会社では、業務で使用しているトラック管理や把握は必要ですよね。
そのためには、車両台帳の管理、保管が必須となっています。
巡回の時に確認される帳票類の1つである事は皆さんご存知かと思います。
本ページでは、どのように作成したらよいのか、何を記載したらよいのかなど、「車両台帳」について詳しくご紹介していきます。
目次
車両台帳とは?
車両台帳は、運送事業者が日々業務で使用しているトラックの情報や自賠責保険の加入状況などを整理し、管理するための帳票のことです。車両管理台帳とも呼ばれたりもします。
車両台帳を作成することで、車検切れや車両の不備を防ぐことができます。結果として従業員の安全に繋がり、事業者としての安定や業務の効率化など、リスク回避にも繋がります。
記載項目について
では、車両台帳の記載項目について確認していきましょう。
記載項目は下記のとおりです。
- 自動車登録番号
- 初年度登録年月日
- 型式
- 車名
- 車台番号
- 自動車の種別
- 最大積載量
- 車両総重量
- 自動車検査証の有効期限
- NOx・PM法使用車種規制に係る事項
- 基準緩和車両に係る事項および配属営業所
- 自賠責保険に係る事項
いかがでしょうか。車検証に記載されている項目ばかりと気づきましたでしょうか。車検証を車両台帳の代わりにしている会社もあります。
車検証で代用する場合の注意点が2つあります。
① 自賠責保険の写しが別途必要であること
記載項目に、「賠責保険に係る事項」とありますが、車検証にはこちらの記載がないので、写しが必要ということです。
② 電子車検証の場合は、「自動車検査証記録事項」が車検証の代わりに必要
2023年1月より、電子車検証の交付が始まりましたが、電子車検証には「自動車検査証の有効期限」の記載がありません。そのため、自動車検査証記録事項が必要になります。
車両台帳の代わりに車検証を代用するとの事であれば、上記の注意点に注意して保管してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
運送事業者において、車両事項は社会的信用を損なうおそれがあります。
会社の資産であるトラックの管理や事故のリスクを回避するために、車両台帳を適切に管理する必要があります。車検証の更新があった場合には漏れのないよう常に最新の状態にしておきましょう。